【飯田橋店】 お車の花粉対策
2024.03.29
いつも飯田橋店をご利用いただきましてありがとうございます。
毎年この時期になると花粉症に悩まされる方も大勢いらっしゃるかと思います。
この時期はスギ花粉となりますが、日本人の4〜5割の方がこのスギ花粉症に苦しんで
いるそうです。
私もそのうちの一人ですが、私の場合はくしゃみ・鼻水・鼻詰まりの症状が酷く、市販薬を
服用しても効果が得られずに仕事のパフォーマンスが低下したり睡眠が十分にとれなかったりと
散々な状態になることがあります。
今年のスギ花粉の飛散ピークはもう過ぎたようですが飛散時期は4月中旬までらしいので、
もう少し頑張って耐えたいと思います。
ところで、これからの季節は車でお出掛けする機会も増えると思いますが、今回は車における
花粉対策をご紹介いたします。
①洗車をこまめに行う
駐車場が屋内であったり、屋外駐車でもボディーカバーをしている車であれば花粉の付着は防げ
ますが、それ以外の保管方法であれば洗車をこまめに行うことをお勧めします。
花粉は水と反応することにより『ペクチン』という成分が作られるのですが、このペクチンを
ボディーに付着させたまま放置しておくとボディー塗装を浸食してしまい、いわゆる花粉シミが
発生してしまいます。花粉シミは通常の洗車では落とすことが難しく、お湯をかけながらの洗車が
ひつようであったり、塗装面の磨きが必要になるなどの手間がかかってしまうため非常に
大変です。
ちなみに花粉シミによる塗装面へのダメージは花粉(ペクチン)量・放置時間・気温に比例
します。
②コーティングを施工する
こまめな洗車をする時間がとれない、洗車をするのが面倒だという方にはボディーコーティング
施工もお勧めです。
コーティングをすることでボディー塗装面の周りにコーティング膜を形成し、ペクチンによる
塗装浸食を遅らせるだけでなく、花粉以外の汚れ等の付着も抑えることができます。
ただし、施工後は洗車を全くしなくてよいわけではなく適度な洗車は必要となります。
また、コーティング自体もワックス・ポリマー・ガラス・セラミック等の種類があり、種類ごとの
メリット・デメリットがあったり車の形状や塗装色によっても適する種類が異なってくるため
コーティングに対する知識が必要になります。
③エアコンフィルターを装着、または交換する
カーエアコンシステムに使用されているエアコンフィルターは、外気導入時の車外から取り込んだ
空気中の異物や埃などの除去だけでなく、内気循環時の車内の空気に含まれている埃なども取り
除いてくれる役割があります。さらに、種類によっては花粉低減や除去、脱臭や防カビ効果などを
併せもった物もあります。Honda純正品ではプレミアムエアクリーンフィルターという商品が該当
します。エアコン送風口から出される綺麗な空気はエアコンフィルターの働きによるものなの
です。ですから、フィルターを長年交換せずに使用していると、目詰まりによる機能低下や異臭の
もとになってしまうため定期的な点検が必要です。
Honda車ではフィルター交換時期を1年もしくは15000kmとしておりますが、お車の使用
状況によっては交換時期が変わってきます。
これからはエアコンを使用する機会も多くなりますので、1度フィルター点検していただくことを
お勧めいたします。
写真では分かりにくいですが、右が新品のフィルターで、左が使用済みのフィルターです。
ひだの部分に埃や異物が堆積し、目詰まりや異臭の原因になったりします。
④車内の花粉対策をする
車内に花粉を持ち込まない方法としては、乗車前に衣類に付着している花粉を払い落とすことが
有効です。また、乗車後にも粘着クリーナーを使用して衣類を綺麗にしておくことも効果的です。
その他にもダッシュボードや内装パネルに落ちてくる花粉をウェットシートで拭き取ったり、
空気清浄機を設置して花粉を取り除く等、快適な車内空間を作ることがお勧めです。
以上、簡単ではありますが車の花粉対策についてお話させていただきました。
皆様のカーライフのお役に立てれば幸いです。